CP15Eの周波数特性と音場補正

CP15Eの周波数特性と音場補正をまとめておきます。

 

38cmと8cmの2wayバスレフで

3kHz HPF 12dB/Octでツイーターをアドオンするように改造しています。

 

REWのEQ画面です。

低域の3つのピークはバスレフポートと部屋の定在波、

高域の3つのピークはウーファーの分割振動と思われます。

85.6Hz, 162.5Hz, 258Hz, 674Hz, 2,723Hz, 4,429Hzの

ピークをつぶすEQになっています。

効果のほどはてきめんで、

低域が明瞭になり、

ブラシやシンバルの音も明確になります。

 

広告

最大平坦になるLCの組み合わせその2

8 Ohm, 6 Ohm, 4 Ohmで、

fc=20kHz-1kHzの最大平坦になるLCの組み合わせをまとめておきます。

赤くした組み合わせは、

実機(PT20/PW80, S-ST05, CP15E, S-300, D-N7TX)で製作して、

試聴しています。

コイルは、フェライトコア(例:0.15mH)、

コンデンサは、電解コンデンサ(例:8.2uF)、

を使用しています。

 

8 OhmのLC組み合わせ表

6 OhmのLC組み合わせ表

4 OhmのLC組み合わせ表

基本的に、

ウーファーのロールオフ周波数に合わせて、

ツイーターのHPFのカットオフ周波数を選択しています。

0.07m Ohm, 0.05m Ohmのコイルは、

既存のコイルで巻数を減らしてLCメーターで測定し、

調整しています。

音の方はといいますと、

肩特性が平坦なので、

ツイーターがやかましくなくなります。

また、

クロスオーバー帯域が減少して、

位相の変化する領域も高域側だけなので、

低域の明瞭感が増します。