CMCによる2段LCフィルタ正負CTトランス電源の基板設計

CMCによる2段LCフィルタ正負CTトランス電源の基板設計です。

 

整流用ダイオードは、STTH1502FP,

CMCは、74480505307448024503を選択。

 

回路図はこちら。

配線図はこちら。

上面のベタパターンはこちら。

下面のベタパターンはこちら。

部品数が少ないので、簡単に作れます。

 

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CMCによる2段LCフィルタ正負CTトランス電源の回路設計

以前、Second-Stage LC Filter Designに基づいて

試作した2段LCフィルタによる正負電源の問題点

(CMCの正負電源での使い方)がわかったので、

再度、LT Spiceで設計してみました。

 

トランスのCTによるブリッジ整流回路に、

2段LCフィルターをCMCで構成しています。

正負で電流の方向を考慮して、

CMC(7448050530, 7448024503)に接続します。

1次側には突入電流対策として、

ICL(NTC)を接続しています。

2段LCフィルターの定数としては、

L1=30mH, C1=4700uF, L2=3mH, C2=20,000uFとしています。

電源投入時の正側の過渡応答です。

(出力電圧(緑)、1段目L電流(赤)、2段目L電流(青))

負荷は1k Ohmです。

出力電圧のFFTです。

第1ポール(6Hz),  第2ポール(47Hz)なので、

電源周波数50Hzのブリッジ整流に伴う、

100Hzおよびその高調波のリップルが

きれいに抑制できるようです。