エージングをしながら、どうも低音がしっくりこないので、
バスレフポートの長さを変えて見ました。
シミュレーションとしては以下の通りです。
共通:CHR70, fs=68Hz, NC7, Vo=10.2L
STBP35-103mm, fd=47Hz, Group Delay=25ms
STBP35-73mm, fd=53Hz, Group Delay=20ms
STBP35-43mm, fd=64Hz, Group Delay=18ms
音の変化としては、
ポートを短くすると群遅延が小さくなって、
いわゆるキレのよい低音になります。
テストトーンによるレスポンス測定では、
いずれのポート長でも55Hzまでは十分出ているので、
このユニットとエンクロージャーでは、
ポート長は43mmで十分のようです。
一般的に群遅延は20ms以下(50Hz)が望ましいとされているようですが、
実際の聴感としても、
群遅延が20msを超えると、
長時間のリスニングでは、
聴き疲れ(乗り物酔いに近い感じ)します。