LT1166による3段ダーリントンBJTアンプの位相補償その2

2N5551, 2N5401, TTC004B, TTA004B, TTC5200, TTA1943を用いた、LT1166による3段ダーリントン(Triple)BJTアンプの位相補償をまとめておきます。

こちらのリンクが参考になります。

良く使われる回路での高域特性限界: 4、フォロワ型アンプ出力段 (ダーリントンの有無)

3段ダーリントンBJTアンプの回路図

最終的な、LTSpiceによる回路図をしめします。

まず、ドミナントポールを決める入力および増幅段の差動増幅回路(LT1360, Av=27dB)のCMRRの補償容量を5pFにしてfc=88kHzとなります。

次に、フィードフォワードを決める積分回路(LT1363)をfc(1kΩ, 220pF)=720kHzとしています。この入力抵抗の値はVosに影響するようです。

無信号入力時の出力電圧(700uV)

最後にバイアス回路(LT1166)の補償容量を330pFとして、セカンドポールを26MHzとしています。

出力電圧(D)のゲイン位相図

出力の位相余裕とゲイン余裕は次のようになります。
PM: 81deg@2.0MHz
GM: -16dB@14MHz

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