自励発振式のD級アンプにおける2回路オペアンプの積分回路での精度の評価をまとめておきます。
こちらの資料を参考にしています。
ppmレベルの精度のオペアンプ回路は実現できるのか?
図と表を引用します。
オペアンプの誤差源
ppm レベルの精度を得るために必要なオペアンプの仕様
ppm レベルの精度を得るために必要なオペアンプのパラメータの比較
比較したオペアンプは以下の11種です。
OPA2227
ADA4001-2
ADA4075-2
AD8672
OPA2134
LM4562
MUSES8920
LT1057
LT1213
NJM2068
LT1113
積分回路は容量を介してFBをかけるため、電源や電流に関連するパラメータ(in, Ib, PSRR, Isc)の影響が大きくなると思われます。
実際のD級アンプで試した積分器に適したオペアンプの中では、ADA4075を基準として、OPA2227, ADA4001-2, ADA4075-2, AD8672, OPA2134, LM4562あたりでしょうか。
投稿者: Hayato Aonami
誰も聴いたことのない音を作りたいと思い、オープンデザイン・オーディオのプロジェクトを立ち上げました。
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