グランドループを解消するために、HD400を利用していましたが、
SSM2141を組み込んでみました。
LTSpiceのシミュレーションで動作を確認してみます。

10kHzの正弦波(バランス入力:緑(Hot), 青(Cold))による過渡応答です。振幅が2倍になってアンバランス出力(赤)されます。

アンバランス出力のFFTです。

データシートのとおり、CMMR 20kHz 70dB typ程度となっています。
実際の基盤に組み込んだところです。ADP4001-2のソケットに下駄基盤を挿入して、SSM2141をADP4001-2の前に割り込ませています。また、入力信号をグランドから独立させるためにパターンカットもしています。

アンプの入力コネクタもNC3FD-LX-0に交換しました。

音質的にはHD400にくらべて、SSM2141の方が低域が太くなって広帯域に感じます。