12cm エッジレスウーファーと2.5cmツイーターの
Pioneer S-ST05を入手しました。
このスピーカー、大音量だといい感じで鳴るのですが、
小音量だとボーカルが埋もれてしまうような感じです。
そこで、まずは分解してみました。
四隅のグリルネットをはめる
プラスチックのブッシュをラジオペンチなどで引き抜くと、
ねじにアクセスできます。
フロントバッフルに
ユニット、ネットワーク、バスレフポートが
一体になっているので、
簡単に分解できます。
端子台とフロントバッフルのケーブルが短く、
取り回しにくいのが難点です。
吸音材は入っておらず、
最低限の鳴き止めのテープがところどころに貼ってある程度です。
また、ウーファーのマグネットの後面がエンクロージャーの
後面のリブに接する形になっています。
ネットワークは、L=0.41mH, C=1uFとなっていて、
S-ST05-LR取扱説明書にはクロスオーバー周波数は5KHzとありますが、
-6dB/Octで3kHz-20kHzまでオーバーラップしているようです。
エッジレス・スピーカーは、
2つのダンパーでボイスコイルを支えているようです。
ということで、とりあえず、天面、左面の上下、右面の上下、
5カ所に10mmのニードルフェルトを貼りました。
これだけでも、だいぶ聴きやすい感じになりました。
さらに手を加えるとすれば、
ツイーターの後ろの左右の空間に
3kHz 12dB/OctのHPF/LPFネットワークを
組み込む感じでしょうか。