30年ほど使っているTeac S-300を改造してみました。
まず、吸音材、端子台、ネットワーク、ケーブルを交換します。
オリジナルは、
200x190x30mmのウール状の吸音材、
簡単なねじ式の端子台、
電解コンデンサ(3.3uF 50V BP)とフェライトコアのコイル(0.4mH)による
4.4kH HPF 12dB/Octネットワーク、
AWG 22相当の細いケーブル(0.205 inchおよび0.110 inch Faston)
で構成されています。
これらを、以下のような部品に交換します。
Bi-Amp Speaker Terminal Cup Satin Nickel Binding Post Banana Jack
Dayton Audio 4k-HPF-8 High Pass Speaker Crossover 4,000 Hz 12 dB/Octave
Dayton Audio 4k-LPF-8 Low Pass Speaker Crossover 4,000 Hz 12 dB/Octave
端子台を大きなものに変えるため、
エンクロージャ背板の取り付け穴を広げる必要がありますが、
15mm厚のパーチクルボードで非常にもろいので
注意が必要です。
部品交換後の様子はこちらです。
吸音材は、天板とユニット下側の
リアバスレフポートの入り口を囲む3面に
貼っています。
次に、異音の原因になっている、
経年変化でぼろぼろになった、
ウーファーとツイーターの間の
ウレタンを除去しました。
ツイーターのマグネットの磁界が強力なので、
竹やプラスチックなどの道具で除去しないと危険です。
これらの作業の結果、
オリジナルよりも高域の透明感と低域の明瞭感が増して、
全体的にワイドレンジに感じるようになりました。