VituixCADのEnclosure Tool のAuto Alignによる
バスレフ・エンクロージャーの設計例をまとめておきます。
また、こちらのリンクが参考になります。
Electroacoustic modelling of thesubwoofer enclosures
まず、Driverとして、CHR70v3を追加します。
また、Ql=3, Qa=100, Qp=100, Vent Diam=3.5cmとしています。
最初に、SC4(4次チェビシェフ)のAuto Alignです。
Box: Volume=27.6l, Fb=50.1Hz
Vent: Length=1.6cmとなりました。
60Hzまでほぼフラットで45Hz, -3dBまで、
群遅延が16msです。
比較的大きなエンクロージャーで、
板厚だけのポートで良さそうです。
つぎに、SBB4(4次バタワース)のAuto Alignです。
Box: Volume: 9.3l, Fb=65.4Hz
Vent: Length=4.6cmとなりました。
100Hzで+2dBほど盛り上がって50Hz, -3dBまで、
群遅延は9ms程度で、
インピーダンスのピークがそろっています。
最後に、試作したNC7ベースのエンクロージャーの設計例です。
Box: Volume: 8.82l, Fb=50.4Hz
Vent: Length=10.3cmとしました。
130Hzで+1dBほど盛り上がって、50Hz, -3dBまで、
群遅延は12.5msです。