トランスミッションラインで低域がどこまで出ているのか、
簡単な測定をしてみました。
利用したマイク、スペクトラムアナライザ、テストトーンをあげておきます。
iMM-6 iDevice Calibrated Measurement Microphone
まず、最終的に、TBW-1000の開口部の底面に
50mm厚の波形ウレタンフォームを入れました。
これで、およそ45x110x1,700mmの波導管になります。
閉管としての共振周波数は約50Hzとなります。
一方で、CHN-70の最低共振周波数は、
F0=71.62Hz となっています。
測定としては、単純で、
テストトーンを再生して、
スペクトラムアナライザで
レスポンスを見るというものです。
結果として、55Hzまで、
ほぼフラットに再生できることがわかりました。
ウッドベースの音程がよくわかります。
また、バスレフやバックロードホーンと違って、
空気のバネ要素(空気室)の影響が少なく、
開口部での遅れ要素が共鳴管長と音速によるもの(5ms程度)なので、
ニアフィールドで聴くと、
音像が少し後ろに位置する感じになります。