Push-Pull PWM Controller LTC3721-1を用いて、
500W ハーフブリッジ・コンバーターによる
ユニバーサル・オフライン正負電源(AC100/200V->DC+-50V)を設計します。
LT3723-1/LTC3721-2 同期整流式プッシュプル PWMコントローラ
のデータシートには、
プッシュプル、フルブリッジ、ハーフブリッジおよび
フォワード・トポロジーをサポート
とあって、フルブリッジの標準的応用例が参考になります。
LTspiceの回路図はこちら。
LTspiceの過渡解析はこちら。
緑:正側出力電圧(+50V)、青:正側CMC電流(5A負荷)
回路構成として、
1次側は、
AC100V入力時、
倍電圧整流にして、
AC200Vの設計としています。
また、2次側は、
STTH15L06FPによるブリッジ整流としています。
LT4430のエラーアンプのゲインは10倍、
LT3723-1のRcxは30m Ohm、Rslopeは470 Ohm、
SSは68n, CTは330p(200kHz(ドライバ出力は100KHz))に
それぞれ、設定しています。
また、VCCのバイアス回路は、
15Vと3.3VのZenerで構成しています。
その他の主要部品などは、
を参考にしてください。