SMPSの設計で、
1次側のスイッチのサージを吸収するために
RCDスナバ回路を適用しようとしても、
Rでの損失が大きすぎて実装が困難なケースがあります。
そこで、アクティブクランプ回路の出番なのですが、
なぜ、アクティブクランプ回路には抵抗がないのでしょうか?
それは、アクティブクランプ回路では、
コンデンサに蓄えた電荷を電源に回生することによって、
エネルギーを熱として捨てるのではなく、
保存しているからです。
以下のリンクを参考にあげておきます。
AN-4147 Design Guidelines for RCD Snubber of Flyback Converters
また、アクティブクランプ回路は、
メインスイッチに対してZVSで動作するため、
ノイズ対策も容易です。
Using Active Clamp Technologyto Maximize Efficiency in aTelecom Bus Converter
ハイサイドクランプ回路と
ローサイドクランプ回路の比較などは、
こちらが参考になります。
SLUA322 Active Clamp Transformer Reset: High Side or Low Side?