Woflspeed(CREE)のC3M0280090DでD級アンプを再設計しました。
IRAUDAMP7Dを参考に、
ゲートドライバはSi8244, 積分器はLT1122, コンパレータはLT1016を用います。
また、OCPはLT1990と7G17B-220の直流抵抗を利用します。
CREEのSPICEモデルはシミュレーションに適さないため、
データシートに基づいて、VDMOSモデルを作成しました。
.MODEL C3M0280090D VDMOS (NCHAN
+VTO=3.5 KP=1.0 subthres=8e-1 mtriode=1 LAMBDA=0
+CGDMAX=50e-12 CGDMIN=2e-12 a=0.5
+CGS=148p CJO=0.1175n M=1.0 VJ=4.8
SPICEシミュレーションの回路図を示します。
ZVSとなるように、デッドタイムは100nsに設定しています。
無信号入力時の自励発振周波数は1.8MHzになります。
保護回路は、
UVPとOCPをLM339でWired-Orして2N3904で
Si8244のDISABLEを駆動しています。
+-1V, 10kHz矩形波入力時の過渡解析を示します。
LPFの前からフィードバックをかける自励発振式のため、
オーバーシュートがあります。
FFTの結果を示します。
ノイズフロアは-68dBで
発振周波数は800kHzまで低下しています。
電力変換部を線形・平均化モデル(ラプラス素子とパデ近似による)に置き換えた
AC解析用の回路図を示します。
周波数解析の結果を示します。
ゲイン29.6dB(Av=-30.3)のAC結合で、
帯域は2Hz-69KHz(-3dB)となりました。