Rohmの第3世代のSiC SBDを用いて、
2段LCフィルターの正負電源(4x10000uF, 2x1000uF, 2x1uF, 33mH, 3.3mH, 8xSCS306AP)を試作しました。
PCB真ん中の水色の2つの部品がインダクタ(コモンモードチョーク)です。
ZVS D級GaN MOSFETアンプに用いた場合のアイドル時を想定したSPICEシミュレーションによる
フィルタあり(上段、緑)の出力電圧の過渡応答およびFFTと
フィルタなし(6×10,000uF, 2x1uF, 8xSCS206G)(下段、赤) の出力電圧および過渡応答 の比較です。
フィルタありの出力電圧波形の方がなめらかで、リップルも小さくなっています。
瞬間最大電流供給能力はフィルタなしの1/3程度になりますが、
ZVS D級GaN MOSFETの電源としては十分です。
聴感上も、男性ボーカルが聞き取りやすくなる感じです。