IRS20594のSPICEモデルがdiyAudioにあったので、
TPH3206PSBでの自励発振の挙動をシミュレーションしてみました。
シミュレーションモデルでは、シュミットトリガでIRS20594に入力しています。
OCPはH/Lともにディスエイブルにしています。
また、スナバの代わりにアモビーズをH/Lのソースに入れています。
こちらは1KHzの正弦波の入力に対する過渡解析の様子です。
緑が出力電圧で、青がフィードバック、水色と赤が出力電流です。
自励発振の周波数は、ゲート抵抗の値に依存するようで、
180Ω以上にしないとIRS20594やIRS2092の動作周波数の上限、800kHz以下になりません。
また、あまり大きなゲート抵抗にすると貫通電流が発生するようです。
あと、スナバよりもアモビーズの方がボディダイオードの逆回復電流の抑制には効果が大きいようです。