容量性負荷ドライブ時のゲインのピークを抑える方法

AN884 オペアンプによる容量性負荷の駆動に、

シャント抵抗を使って容量性負荷による応答ピーキングを低減する方法がしめされています。

 

具体的な応用としてはLT1166のシャントレギュレータを

LT1360でカレントソースドライブする際の応答ピーキングを低減するのが目的になります。

LT1166のデータシートからカレントソースドライブの回路図を引用します。

ここでRIN=1kΩ, RL=150Ωは固定とします。

RfとCfの値を応答ピーキングが0dBになるように決定するのが目標です。

LT1360のデータシートから周波数応答と容量性負荷の図を引用します。

TPH3205WSBQAの入力容量が2200pFなので、

上下2つの容量性負荷によるDC電流の引き込み(LT1166のITOPと
IBOTTOM間の不整合による出力VOSに関連)を防ぐために、

Cf=4700pFとします。

 

Rf/RINでゲインが決まるため、SPICEシミュレーションで

Rf=6.8kΩ(6.8k/1k=16.7dB)が得られます。

 

LTspiceのAC解析の図を示します。

水色:Peak=-1.9dB(Rf=6.8kΩ, Cf=4700pF)

緑:Peak=1.8dB(Rf=3.3kΩ, Cf=3300pF)

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